2025/03/27 22:41

今年2月に公開されたティモシー・シャラメ主演の伝記映画の公開により、今再び注目のシンガーソングライター・ボブ・ディラン。
1941年にミネソタ州にて誕生。レコードデビュー前は、カフェでフォークソングを演奏しながら生活していました。
1962年のアルバムデビュー、そして1963年2nd『The Freewheelin' Bob Dylan』リリース。
収録曲の「風に吹かれて」は、フォークグループのピーター,ポール&マリーがカバーしてヒットさせたことにより、ディラン自身の名が世に知れるようになります。
アコースティックギター演奏によるフォークシンガーとしてファンを獲得するも、1965年ころからエレクトリックミュージックに寄った作品の発表が続きます。
そんなディランに対し、プロテストフォークシンガーとしての姿を常に求めていたファンの中には、彼の変化をよく思わない人々も多かったようです。セッションバンドを従えてのツアーにおいても観客からのブーイングが絶えなかったといいます。
1965年7月にはプロボクサー:ルービン・カーターの冤罪を訴えた長編ロックチューン「Like A Rolling Stone」リリース。
交友関係も広く、詩人のアレン・ギンズバーグやミュージシャン仲間のビートルズ等、多くのアーティストと互いに刺激しあい優れた作品を生み出していきました。
また、バックバンドに起用したザ・ホークスは、後に「ザ・バンド」としてデビューし、アメリカを代表するロックバンドに変貌を遂げます。
ミュージシャンにカバーされる楽曲が多いのもディランの特徴。
Red Hot Chili Peppersの「Subtrranian Homesick Blues」、Rage Against the Machineの「Maggie's Farm」など、ジャンルを超えて、楽曲の魅力を再発見できる楽しさがありますね。